令和4年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業
〈採択事業(二次公募)〉
プラスチックの資源循環の推進するため、化石由来プラスチックから再生可能資源への素材代替やリサイクルが困難な複合プラスチック等のリサイクルについて、技術的課題を解消するとともに、エネルギー起源CO2の削減を図るために、「令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」(補助事業)において、当該技術・プロセスの実証事業の公募を令和4年6月10日(金)~同年7月11日(月)の期間で実施しました。
この度、同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会における審査を行い、採択すべき事業を選定したのでお知らせします。
1.「令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の公募概要
環境省では、低炭素社会及び循環型社会構築に資するプラスチック資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラスチック利用を段階的に改めることとし、化石資源由来のプラスチックを代替する再生可能資源由来のバイオプラスチック等への転換を推進しています。
また、従来リサイクルが困難であったプラスチック等素材に対するリサイクル技術・システムの高度化を図り、プラスチック資源循環システム全体でのエネルギー起源CO2排出の抑制を目的とした以下の事業を行います。
① 化石由来プラスチックの代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業
2.選定結果
本事業(補助事業)の公募(二次公募)に対し7件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、以下3件(代替事業1件、リサイクル事業2件)の事業について選定しました。
事業者名 (五十音順) |
事業名 | 事業の概要 |
---|---|---|
① 化石由来プラスチックの代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業 | ||
株式会社今野 | 農業用生分解性マルチフィルムの普及によるCO2削減 | 農業用生分解性マルチフィルム原料のバイオマス比率を段階的に高め、製品試作と評価、農家による実地試験を実施し、製品の普及によるCO2削減効果を実証する。 |
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業 | ||
積水化学工業株式会社 | 使用済み合せガラス用中間膜のリサイクル及び車輛・建築用部材への適用検討 | ガラスと中間膜の複合材であるためリサイクルが進んでいない廃棄自動車のフロントガラスを、ガラスと中間膜に剥離・分別回収し、使用済み中間膜を「合せガラス用中間膜」及び「制振・遮音材」へマテリアルリサイクルする実証を行う。 |
舘浦漁業協同組合 | PET製漁網洗浄システム構築によるPET樹脂への再生とCO2削減実証事業 | 溶剤循環閉鎖系設備の導入により、従来廃棄処分されていたPET製使用済み漁網を洗浄、リペレットし、成形品や繊維製品へリサイクルする技術とCO2削減効果を実証する。またケミカルリサイクルによる漁網to漁網への適用も検討する。 |
お問い合わせ先
2022年度執行団体:一般社団法人日本有機資源協会(担当:菅原、森田、本多、遠藤、寺林)
〒104-0033
東京都中央区新川2-6-16 馬事畜産会館401号室
TEL: 03-3297-5618 FAX :03-3297-5619
E-mail: pla2022@jora.jp
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